5月1日から申請が開始された「小規模事業主持続化給付金」。
コロナウイルスで影響を受けた個人事業主・フリーランス・中小企業の皆さんが最大で100万円、もしくは200万円の給付金がもらえる制度ですが、申請はできましたでしょうか?
僕の知り合いの飲食店さんも申請を始めたり、必要な書類を揃えたりしています。
必要な書類は他の給付金などと比べるとかなり簡単になっていて、
実際のオンライン申請も比較的簡単になっていますので、
書類が揃い次第、早めに申請したほうがいいと思います。
「困った!収受印が押してないぞ」の場合
さて、そんな中で僕の周りの方々が申請で一番困っていたのが、
タイトルにも書いた「収受印が押印してない」という場合。
これは具体的に言うと、給付金申請に必要な「2019年の確定申告書」の控えに、
税務署が受け取った証となる「収受印」が押印されていないケースです。
この場合、まず確定申告を税理士さんにお願いしている場合は一度連絡して確認してみてください。
ただ、手元にある控えに押印されていないので
税理士さんが押印されている控えを持っている可能性も低いと思います。
その場合の対処法は下記をご覧ください。
収受印が押していない場合の対処法 その1
確定申告を提出した税務署で行って「閲覧請求」を申し出てください。
税務署の窓口で即日閲覧できます。その場で収受日付が分かるように写真を撮ってください。
写真撮影については税務署によると思いますが、今回のケースを考えると、おそらくどこの税務署でもOKだと思います。
収受印が押していない場合の対処法 その2
収受日付が黒塗りされていて収受日が分かる印が確認できなかった場合、
「保有個人請求の開示請求」を行ってください。
これはまず、税務署の窓口で「申告書の開示請求をお願いします」と言いましょう。
本人確認の為の書類の提示を求められますので免許証などをご持参ください。
すると「保有個人情報の開示請求書」をもらえますので記入して請求します。
このとき開示を請求する保有個人情報欄には、
「令和元年分の所得税確定申告書(第一表及び第二表)」と記入してください。
必要事項を記入して申請したら届くのを待ちましょう。
通常ですと1ヶ月程度かかる場合もありますが、
今回の場合はもしかしたらもっと早く対応してくれるかもしれません。
なんにせよ届かないことには申請ができませんから気長に待ちましょう!
ちなみに上記のケースはe-Taxで確定申告した場合は当てはまりません。
e-Taxの場合、そもそも収受印がないので、受付日が明記されている書類を添付すれば大丈夫です。
その他の給付金などコロナ関係の政府支援策については下記の記事も参考にしてみてください。